2019年1月21日(月曜日)
<ズレが発生する原因>
これまでのSSTG1シリーズにおいて、23.976fpsの映像で作業される際は、フレームレートは「24Fr」を 設定していただいておりました。ですが、SSTG1Pro、NetSSTG1、SSTG1Lite2の新再生モードでは フレームレートに「24P」を選択していただかないと、映像と波形にズレが発生するようになりました。
これは、これまでのSSTG1で23.976fpsの映像を再生する際に、 コマ送りの動作が悪く、フレームが滑って見えていたものを 改善したために発生した事象になります。
<対応>
SSTG1やSSTG1Liteで作成した24Fr(23.98fps)のプロジェクトを受け取った場合、 そのままSSTG1Pro、NetSSTG1、SSTG1Lite2で開いても映像とスポッティングが大幅にずれていることがあります。開く側での対応としては下記の2通りのいずれかになります。
1) 24Frから24Pに変換する(MP4、MOVの映像の場合はこちらを行ってください)
2) SSTG1モードで作業する
1) 24Frから24Pに変換する
SSTG1やSSTG1Liteで作成したファイルを新再生モードで開く際は、「このsdbファイルはSSTG1において、24Frで編集されています。SSTG1Pro(NetSSTG1、SSTG1Lite2)においては、24Pにフレームタイプ変換をして編集してください」 というメッセージが出ますので、[フレームタイプ変換]にて「24P」に設定をしてください。(一度映像ファイルが閉じます)
設定後、映像ファイルを開く際に「現フレームのタイムコードを入力してください」と タイムコードを入力する画面が出てきますので、映像上のタイムコードとG1上のタイムコードが 一致していなければ、タイムコードを入力した状態で、[OK]を選択してください。
逆に、作成したsdbファイルを、新再生機構に対応していないSSTG1やSSTG1Liteユーザーに渡す際は、[ファイル]-[SSTG1用に24Frで保存]を選択し、保存したsdbファイルを渡すか、[設定]-[映像とタイムコードの同期]-[フレームタイプ変換]にて「24Fr」に変換してから渡してください。
2) SSTG1モードで作業する
SSTG1モードは、[設定]-[ユーザー設定]-[再生]タブを開き、 「映像再生機構」で「Direct Showを使う(SSTG1と同等)」に チェックをいれてソフトを開きなおしてください。
ProのVer1.1.10以下、NetのVer2.1.4以下において、 既に波形データを作成している場合には一旦削除して、再作成を行ってください。波形のデータは、ドキュメントフォルダ内、[SST G1 Pro]もしくは[SST G1 Net]-[Wave]フォルダの中に 保存されています。元の映像ファイルと同名のファイルを削除してください。
フレームレートはSSTG1と同様「24Fr」を選択してください。この設定を行うと、SSTG1と同等の再生機構を利用しますので24Frのまま作業が行えます。この場合はフレームタイプ変換も不要です。
ただし、SSTG1モードはmpeg1とwmvしか対応しておりません。それ以外のファイルをご利用される場合は、自動的に新再生機構に切り替わります。